夫は多趣味で、文化系からスポーツ系まで幅も広いのですが、私にはこれと言った趣味というものがなく、結局は、やりたいことがいっぱいの夫に付き合うことになります。
山歩きもその一つ。春だというのに雪の積もった峠を越えたり、雷雨の中、休憩もできず、おにぎりを食べながら歩き続けて22キロを踏破したことも。
「休日に山歩きなんて、信じられない」とあきれる娘に対し、
「山が私を呼んでいるのよ」と、うそぶく私。
ところが、次回の山歩きは近畿の最高峰。もうすぐ追いつくっていうところで先に行って休んでいた主人は、すぐに歩き始めるので、いつまでたっても追いつくことができず、あまりの苦しさに泣いてしまった。
私「もう二度と山歩きはしない」
娘「あれっ、山が呼んでるんじゃなかったの?」
私「山は呼んでいるけど、パパが私を呼んでいないの!!」
そんなこんなで、思い出は数知れず。
初めは、たまにはゆっくり家のこともしたいと思っていたけれど、今では夫は次に何をするのだろうと期待したりして。おかげでメリハリのついた毎日を楽しんでいます。
メリハリのついた毎日に
ペンネーム : 美猿