“人生はタイミング”、こちらから迎えに行くつもりでいると、物事がはかどるようです。できれば積極的に喜んで。とはいえ、いつもは自分の都合を優先してしまいがち。自分を横に置いて、ほんの少し、相手の都合を迎え入れる気持ちを持つだけで、相手も自分もうれしい展開になっていくものです。
昼休み、職場でお弁当のふたを開け、ふた口目をお箸で運ぼうとした時、不意に用事を頼まれる。直接手渡しで重要書類を届けなければならない。すぐに箸を置き、100メートルほど離れた別館へ。実はその時、頭の中では午後からやる予定の仕事や他の煩雑な用事のことを、あれこれ思い巡らしながらお弁当を広げていた。いつもなら「えっ、このタイミングで?!」と、不服に思い「午後からでいいか」と自分に妥協するところだが、今日はスタートダッシュに大成功。すると、びっくりするほど良いタイミングに恵まれる。別館入口から最初のコーナーを曲がったところで届け先の本人とバッタリ出会う。聞くと、午後から出張だという。早々とミッション完了。戻ろうとすると別の人に呼び止められ、向こうに戻るなら通信物と荷物を渡してほしいと頼まれた。早く持っていかなきゃと気にしていたらしい。「ちょうどよかった、助かった」と言われて、ちょっとうれしくなった。
良い時も良くない時もあるけれど、こんな“タイミングの妙”を満喫する日々を歩んでいきたいものです。“人生はタイミング”ですから。