現代は、多様化する情報に惑わされ、ともすると自己を見失う状況にあります。こころと体に関する悩みや心配も、そんな自己表現のゆとりがないところから起こることは少なくありません。自分の目の前に起こってきたことを、自己表現の素材としてとらえて工夫ができるようになれば、あなたの毎日はきっと変わってくるはずです。 |
|
ハッピーおじさん:臨床心理士。
大学教授。 |
|
愛は大学1年生。入学してひと月を過ぎたころから、円形脱毛症になって通院していますが、一向に治りません。医者にストレスが影響していると言われたこともあり、高校の先輩でもあるエルミに相談し、紹介されたハッピーおじさんを訪ねることにしました。
|
|
ハッピーおじさん相談室
愛は自分でストレスの原因が分かっていました。 状況は変わらないので、しかたが無いんだという愛の話は、あたかも「この病気は治らなくて当たり前」と言っているようにも聞こえてきます。 愛のほっとした感じに気づいた先輩のエルミも安心しました。この後、問題だった脱毛症も快方向に向かったようです。 愛は言いたいことが言えたようです。心からの表現のきっかけとなった脱毛症の症状に不思議と感謝の気持ちでいます。 |